Aupres de moi toujours par Kazuo Ishiguro
 以前のエクス滞在中、本屋に行くと日本文学の所に、

Kawabata、Mishima やMurakamiと並んで、

見慣れない名前の作家の本が並べてある。 

 Kazuo Ishiguro。
 
 ん? なんだこれ?

 そのまま、帰国してすっかり忘れていたが、あるとき彼の紹介番組をテレビで見た。

 英国在住。英語で小説を書く。ひょっとしたらノーベル文学賞に最も近い日本人。

 え? それって、あの人?

 そこそこ読まないわけでは無いが、

必ずしも熱心な読書家ではないので、彼の本は読んだことがない、今まで。

 今回、歳時記、源氏物語等(要するに1冊で長く遊べる本を持ってきているのです)の他には

あまり本を持って来ていないのに、どういうわけか

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

が入っている。

 今日、午後、散歩がてら買い物に行った帰りみち、

古本屋があったので入ってみた。

 なんと

 "Aupres de moi toujours" Kazuo Ishiguro 6€

 あの『わたしを離さないで』じゃないか?

 (『ずっとそばにいて』という感じでしょうか)

 しばらく、どころか、ひょっとしたら帰るまで楽しめるかも知れないぞ

 (あ、もちろん読むのに時間がかかると言う意味です、念のため)、

 たった6€で。

 ついでに思い出したが

 エクスにいた頃、いわむら かずお 『タンタンのぼうし』が翻訳されていて、

大人気だった。

 もちろん我が家の子供たちも、日本語版もフランス語版も大好きだったんだが、

今どこにあるのかなあ、あの絵本。

 どこかにあるのだが、どこにあるのか分からないのが、

常に大きな問題なー家なのです、我が家は。

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