包丁が手に入った!、
領事館に在留届を出しに行った。

スカイプでの会話を除いて、来仏以来初めての、日本人との日本語の会話。

事前に、あんなことも聞きたい、こんなことも聞きたい、と思っていたが、概ね聞きそびれた。

そういえば前の時も在留届はあっさりと提出して帰ったんだった。

マルセイユ領事館の人達と親しくなったのは、補習校繋がりだったことを思いだした。

当時の補習校は、原則として子供の親が先生で、ほかの子供たちの面倒を見る。

専任の先生(校長先生)は、今、フランスの大学で日本語の先生をなさっている日本人の方で、この先生お一人。

マルセイユ管内で子供は総勢10名前後。

優秀な子どもたちと優秀な親御さんたちで、教育レベルは非常に高い。

その補習校に、領事館の方のお子さんがいらっしゃっていて、それで領事館の人達と知り合いになり、様々な場面で助けられて生活が営まれていたわけだ。

日本で区役所、市役所に住所変更届けに行って、何かお困りのことはありませんか?と訊かれたりするわけないのと同じだ。

ごくあっさりと、届を出してきた。

それでも粘っていくつか訊ねたかったことを聞いてはきた。

その成果が包丁だ。スーパーを探しても、近所のエピスリー(辞書的には乾物屋:こまごまとした日常品をそろえている)にもない。

こういうちょっとしたことが一人で異国で生活していると大きなストレスになる。

「包丁ならプランタンにありますよ」

日本でもよく見かけるMWFの中型万能包丁104ユーロ(約13000円)。

カミさんはこんなに高い包丁を使っているのかな?と思いながら買ったが、中古の土産として、持ち帰ろう。

やかんも欲しかったがやはり1万円以上する。

陳列されているのは、何を飲むんだ、というくらい立派なやかんで、当面、冷たいVolvicで我慢することにした。

l’occitane も1階の一番良いところにドンと店を構えていた。

l’occitane は、以前エクスの街中にあった、あまり大きくない、でも凄く立派で素敵な店だったと記憶しているが、数ヶ月前横浜にオープンして、へえぇっあの店が!と思っていたら、今、日本で大人気なんだそうだ。

l’occitane買い物ツアーをやりたいとおっしゃっている、テニス仲間である奥さんがいるので、いつか、何度かはエクスに行くことになるだろう。

エクスには仕事も一つ入っているし。

ただ、日本で普通に買えるのであれば、l’occitaneは非常に喜ばれるお土産にはもう出来ないってことではある。

エクスといえば、Puyricard(ピュィリカール=エクスのすぐ北にあるコミューン)と言う凄く美味しいチョコレート屋があって(今ネットで確認したらまだ健在だ)、帰国してからも何度かエクスに行くチャンスがあったが、いつもお土産にしていた。

Puyricardのチョコは、原則生チョコなので、持ち帰ってすぐに配ってすぐに食べてもらわないといけない難物だ(日に日に味が落ちていく、これこそ生チョコ)。

しかもリキュールなど水分が中に入っているものは、飛行機で爆発(とは大げさだが、高度が上がると気圧が低くなって中の水分がチョコを壊して飛び出すのだそうだ)してしまうので、日本へのお土産は無理だ。

今ではPuyricardもひょっとしたら保存がきく生チョコ商品を開発したかもしれない。

でも、裁判所の横の方で、ひっそりと、しかし誇り高くお店を続けていてほしいものだ。

話がそれてしまった。

あとは、滞在許可証の取得だ。明日か、いや、来週かな?

先延ばし大得意のなっしーだからな。

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