退会

2010年4月14日 エッセイ
退会
あるSNSを退会した。

突然、前触れもなく。

ただ、貸借対照表の借方貸方が非常に微妙なバランスを保っていたのが、突然貸方が大きく膨らんで倒産したような感じだ。

もちろん人のつながりで、しかも顔の見えない、見えるようで見えない、見えないようで見えてしまう、そう言った世界では、おそらく良くあることなんだろう。

仲良くしていた人が、

「あれ、ちょっと変かな?」

と思っているとやっぱり退会したりする。

残された者は、なんだか捨てられたような気がして、時々、ふと、あの人どうしているのかな、と思ったりしていたが、まさか、そんな思われる方に(思われないかもしれないが…)自分が回るとは思わなかった。

いや、うすうす予感はあったが。

ただ、思われるほうも、確かに寂しい。



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