初講義

2010年4月13日 エッセイ
初講義
初めて講義に出席した。

学生は教授の言うことを一字一句漏らさないように、ものすごいスピードでパソコンや手書きで書き取っていく。

講義はいわゆる購読形式。そのまま書き取っていけば一冊の本になる、という伝統的(ちょっと古いが)なやり方だ。

ふんふんふん、と一応分かったつもりで聞いていたが、フランス語そのままで書き取ることはできないし、では、翻訳して書き取れるかと言うとそれだけの語学力はない。

結局キーワードを並べるくらいが精一杯だった。

それでも30分くらいは集中して聞いていたし、簡単なメモも取ったが、

ただ、その後がいけない。 

集中力が続かないのだ。

たった1時間の講義の長かったこと。それでも何とかあくびをせず、聞き終えた。

それこそ仕事を1日中緊張してこなしてたかのような、疲労感。

その後若手研究者4名と総勢6名で昼食(ネット格付けで50/350位のレストランだった)。

昼食は、最初はもちろんなっしーの紹介から始まったが、その後は、ワインも手伝ってかものすごいスピードで会話が進んでいく。

まるで、異邦人。

なっしも、普段は飲まないのにワインを勧められるままに3杯半。

頭がくるくる回る。

結構飲んだ。

途中、何回か振られたときには、もちろん向こうも気遣って聞いてくるので、何とか答えられるが、後はただただ心地良い音楽として聞いているだけのテーブルの会話。

こうして2時間たっぷり時間をかけた昼食の後、大学内を案内してもらい、とりわけ図書館(蔵書の多くがネットで検索、プリントアウトできる)の利用登録を済ませた後、関心あるテーマの最新の論文を2冊、合計1500ページの本(プリントアウトを製本したものか?)を頂いて帰ってきた。

1年間でこの2冊をこなすだけでも結構大きな収穫だろう。

後はフランス語か…。

う~ん。

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