一日中部屋に籠る
実は3月31日以来、フランス語で日記をつけている。手帳の方はとっさに書かなければならないことも多いので、フランス語だと言葉自体に気を取られ、肝心のメモすることも忘れてしまうので日本語で書いているが、日記は夜寝る前、辞書を片手に少しずつ書いているし、もちろんそうする余裕もある。

10日ほどではあるが、まだ続いているので続く限り続けてみたい。

日本にいると睡眠時間3、4時間くらいでもそれでも仕事が溜まってしまうが、こちらでは、いわゆる雑用もないし、家事負担(おもな負担は朝夕の犬の散歩と娘二人の迎えにすぎないが)もない。それやこれやで不思議ではあるが、飽きっぽいなっしーにして、いまだに日記が続いている。

当面の重要課題:スリッパが手に入らない。やかんが欲しい。

そういうことを尋ねることができる人が近くにいないので、いつまでも手に入らない。パンやのおばさんか乾物屋のおばさんに聞けばいいんだろうけど、聞いても教えてくれることが理解できるだろうか。

自分でよく知っている権利とか義務とか、理念だとか実践だとかそういった言葉はなかなか使うこともない。他方で93サンチームが聞き取れない。2本目の角を曲を回って、左の4軒目、が2本目だっけ3本目だっけ?左だっけ右だっけ?なのだ。

では、学問的、理念的に権利や義務でといった言葉を使って議論できるか、というと実はそれも難しい。

非常に中途半端なデラシネ(根無し草)状態をこのまま一年間続けて、ボケてしまわないだろうか?

せめて、フランス語で書き残し、フランス語で自己反省する日々の作業を通じてボケないように努めたいものだ。

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